革部分のみの染め直し方法について
今回のように、ナイロンベースでパイピングや持ち手のみが革となっている場合はナイロンに顔料が付着しないよう細心の注意をして作業に入ります。
付着させないための工夫としては革部分周辺にマスキングテープを貼る、エアブラシ使用時には厚紙で必要な場所以外に顔料が飛ばないようにしたりします。
塗装は顔料の粘度を使い分ける
顔料には、粘土の高いものと低いものと大きく2種類あります。
使い分けの方法は様々ですが下記のようなイメージです。
・粘度が高い→手染め
・粘度が低い→エアブラシ
このような使い分けが代表的なイメージです。
粘土の高低を染め直し部分によって使い分ける
今回は、パイピング部分は高粘度を使用して手染めをし持ち手周辺の部分は低粘土を使用して色褪せが目立つところは薄く手染め、その後エアブラシを使用しました。